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下地さんのブログから1枚写真をお借りしました。 2011年の「工房からの風」でのメインとなった作品です。 沖縄には、ガジュマルという木に住んでいるというイタズラ好きの妖怪がいます(笑) 「キジムナーのイタズラ」は4色展開で、春夏秋冬を表していました。 素材は木綿100番手という極細の強撚糸です。 その糸で織った最後の数枚が今回の個展に出品されていました。 手にするとガーゼよりも柔らかな、でも弾力のあるもちもちっとした 布であって布でないような生き物のような感触です。 写真では黄色が飛んでしまいましたが、 爽やかなレモン色とゲッキツの薄みどり、そして琉球藍の濃淡… 思わず手にして、やっぱり巻いてみました。 そしたらキジムナーのイタズラでしょうか、 取り外すことが出来なくなってしまいました:笑 後日個展に出向いた友人の話では、 本当の最後の一枚はこちらだったもよう。 こちらを表にして巻くと白をベースに水玉模様のようで、 そこに縁がほんのりピンクやオレンジでまったく違う印象のストールでした。 いままで下地さんの代名詞のようなシリーズでしたが、 これまで100枚近く織ってきて、とうとう在庫の糸を使い果たし、 いまのところ同じ糸が見つからないのでこれで最後というお話に ファン一同心を痛めています。 そうぞ、同じ糸が見つかりますように! 下地さんのもう一つのシリーズ「オトナギンガム」 私、次回はこちらを狙います♫ この日、すらりと背の高い方が、 長めのリネンの入ったオトナギンガムを試していました。 その様子を見て、このストールの良さを再発見。 ちょっと地味目ですが、身に着けるとその魅力を発揮します。 今回のストールの中で一番手間暇がかかったという作品。 思わず細部をアップで撮ってしましました(クリックすると拡大します) この一枚にも使われている、宮古のおばあの手積みのブー(苧麻) もちろんご自分でも績んで、その糸も使ってみたそうです。 「苧麻ってすごい力があります」と 手績みの苧麻の魅力に取りつかれてしまった下地さんの これからが大いに気になります。
by gongxifacai
| 2017-05-24 00:30
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