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「韓国古刺繍とポジャギ展」というタイトルだったので、 刺繍モノが中心なのかと思いましたが、 意外やポジャギが中心の展示でした。(刺繍の服や屏風などもありました) 講演会は午後2時からでした。 時間を持て余したので「場所を見ておこう」と会場を探しに行ったら、 なんと1時でもうすでに30人以上の人が並んでいました。 慌てて私も最後尾につきました。 私の後ろにもどんどん人が並び始めて、 行列は小刻みに蛇行して伸びていきました。 最終的には立ち見の人もいたほど。 許先生が開口一番「美術館の人は私の人気を見誤っていましたね。 もっと大きな会場でなければならなかったのに。 これで私に対するこれからの待遇が変わってくるでしょう」と 笑っていらっしゃいました。 講演は1時間半ほどでした。 特に印象に残ったお話をいくつか。 *あるお金持ちの嫁入り道具の記録によるとポジャギの目録に、 鳳凰の刺繍の布団用を始めとして目的の記されたものが72枚、 その他に12枚のポジャギの記録があった⇒小計84枚。 さらに服は500点あり、それが10点づつ1枚のポジャギで包まれていたので、 その分の50枚のポジャギが追加され、合計134枚のポジャギを持って お嫁入りしたそうな。 「私のコレクションはたった5人の花嫁の嫁入り分ですよ」 (⇒700枚くらいお持ちなんですね!) *3~4cmの布を100枚くらいつないだポジャギをつくったおばあさんに 「これはどんな思いで作ったポジャギですか?」と質問したところ 「これは私の家族の記念写真ですよ」との答え。 どの布も家族の服の残りきれなので、その一枚一枚に記憶がある。 その時々の家族の思い出が甦ってくるのだそう。 *そしてこちらのを作ったおばあさんに⇒ 「これはなにを考えて作ったポジャギですか?」と質問したところ 「これは私の村の地図ですよ」 そのあまりに意外な答えに次の質問を忘れてしまったそう。 「では、おばあさんの家はどこですか?」 それが今でも残念で仕方がない。 *財産は分けてしまえば減るけれど、文化は分けると増えるんですよ。 *ポジャギを集めていなければ、ただの田舎のオジサンだったけど、 ポジャギのおかげで世界中の人と出会うことができた。 今回初めて見た彩色ポジャギ。中国の影響を受けたもの。 もっと大柄なものと2枚ありました。
by gongxifacai
| 2006-02-06 15:29
| 旅のアルバム
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Comments(12)
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at 2006-02-06 22:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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iroito1223
at 2006-02-06 23:01
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中国の影響を受けたポジャギ、印象的でしたね、これって手描きなんでしょうか?韓国の古いポジャギで木版のは見たことがあるのですが、、
色彩的にも中国的だなって思いました。
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gongxifacai at 2006-02-06 23:48
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hokui44do05 at 2006-02-07 09:16
村の地図のポジャギ眺めながら、ウナッテおりまする。
中国的なのは、2002年、にソウルに行った時買った絵葉書にありますが、私が惹かれたのは、四隅が華で中の12枚が鶴、亀、鹿、鳳凰、とかの一枚。 それは来てなかった?
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iroito1223
at 2006-02-07 13:24
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木版かなとも思ったのですが、木版のかすれた感じがなかったと思うので、繊細な模様からしてやっぱり手描きなんでしょうか?地図のポジャギ、感動ですね。一点ずつにストーリーがあって、もう一度行って来ようと思っています。
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gongxifacai at 2006-02-07 15:36
エゾノコさん、もう一枚あったものはたしかこれより模様が大きかったです。それかな?もう記憶があやふや。ハガキはこれしかなかったの。
今度そのハガキ見せてください。
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gongxifacai at 2006-02-07 15:45
iroitoさん、近くで見られなかったからね(←しつこい?)
でも、このタイプのポジャギの説明の文章には「刷ったもの」という表現があったような気もします。 もう一度いらっしゃるならよく見てきてください。お願いします。
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layla
at 2006-02-07 19:41
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teardrop
at 2006-02-07 20:38
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gongxifacaiさん、お帰りなさい♪
ポジャギ展のお話、興味津々でした。講演会、多くの方が参加されたのですね。皆さん熱心ですね・・。村の地図のポジャギ、素敵ですね。やっぱりポジャギは素敵だな・・と思いました
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dada
at 2006-02-07 23:49
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gongxifacai at 2006-02-08 08:06
laylaさん、機会があったら、ぜひお願いします。
teardrop さん、今年はポジャギ復活年ですものね。 新作を期待していますよ。 講演会は会場の割りに人が多すぎて、酸欠ぎみでした。 もっといいお話あったのに、うまくつながらないメモばかりで、???です。
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gongxifacai at 2006-02-08 08:10
dada さん、「作った後から美しさがついてくる」ですか。
狙っちゃダメ!ですね。 「昔のものは、家族や自分のために作ったものだから、見ているほうも素直な気持ちで受け止められる。最近の作家さんのものは作為が見えすぎて、苦しいものもある」とおっしゃっていました。
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