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先日、コリンゴさんから 「日本の名産事典に、竹内淳子さんが丹波布と丹波木綿のことを書いたので、 その部分だけコピーしてあげようと思ったけど、分厚い本なので無理でした。 手元に一冊いかが?古本屋さんにでてますよ」 というお知らせが届きました。 私の好みをよくご存知のコリンゴさんがお勧めしてくださるならと、さっそく取り寄せました。 いや~、こんなに分厚い本だとは思いもよりませんでした。 確かにこれはコピーは無理ですね。 昭和52年10月に東洋経済新報社から発行されたこの事典 、なかなか豪華です。 発売当初のお値段は9500円。 書名の通り全国の名産品が都道府県別に網羅された本です。 その内容は、農産物・水産物・料理・菓子・玩具・工芸品に亘っています。 監修者の一人に宮本常一さんのお名前があります。 その宮本氏の「編集のことば」に、柳田国男の「綜合日本民俗語彙」5巻をあげ、 これによって、後進の民俗学徒が民俗全体にたいする眼をひらかれたことは実に大きかったのである。本書もまたそういう意義をもつものになりはしないだろうか。と期待を寄せていたようです。 さて、肝心の竹内さんの書かれた丹波布と丹波木綿のことですが、「手つむぎ糸を使ったざっくりした手織りの縞木綿で、絹のつまみ糸が入っていて、植物染料で染める」という共通した特徴をもっているとしたうえで、 丹波布と丹波木綿を画然と分けることはむずかしく、丹波地方で織られている布地という意味では、佐治木綿といわれた丹波布は、丹波木綿ともいえる。しかし丹波布は柳宗悦の発見によって、強烈な個性をもったために、丹波木綿から独立したものとみるべきであろう。ということでした。 福知山で丹波木綿を見て以来、すっかり親近感をもってしまった私には、つい先日も とある有名店で、密かに尊敬する方から「あ~、丹波木綿ねぇ」と軽くいなされてしまって 内心ガッカリしたところでした。 でも逆に考えれば、丹波木綿ならまだ手に入る可能性が大きいということですよね。 ********* しかしこの本、とっても面白い。 毎年、Manbow一族から送られてくる「明石屋のかるかん」についても言及していました。 なんでも「播州明石の出身であった八島六兵衛は、江戸で製菓業を営んでいた。 安政元年(1854年)江戸にいた島津斉彬はたまたま知り合った六兵衛を鹿児島へ連れていくこととなった。六兵衛は藩主の知遇を得て、明石屋と号し、職を奉じていたが、薩摩のヤマイモの良質なことに着眼し、良米を配して改良を重ね「かるかん」を生み出すことになったのが始まりである」そうです。 どうりでManbow一族は「かるかんは明石屋」と譲らないわけでした。 はやく届かないかな~、なんだか無性に食べたくなってしまった(笑) (明石屋さんのHPからお借りしました。のでmoreで隠しておきます)
by gongxifacai
| 2007-04-15 14:50
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Comments(9)
いつも楽しい内容を有難うございます。学芸大学駅で喫茶店をしています。23日までタイのマットミー織りの展示をやっています。ぜひいらして下さい。
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hokui44do05 at 2007-04-16 20:08
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dada
at 2007-04-16 21:57
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暇な時にぱらぱらとめくってみたくなる本ですね。
かるかん、私も好きです。あんこ入りとなしと両方とも♪
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gongxifacai at 2007-04-17 00:35
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gongxifacai at 2007-04-17 00:38
コリンゴさん、ありがとう、感謝感激です。
思わず読み込んでしまって、何を調べていたのか忘れてしまうという 危険を含んでいますね(笑) 確かに、送料払って送ってもらいたい本ですね。 発売当時売れなかったなんて信じられない。 巻末に問合せ先一覧があるんですが、いまでも通じるところあるかしら。
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gongxifacai at 2007-04-17 00:47
dadakoさん、暇を作ってせっせと読んでいます。
どんどん物知りになってひけらかしたくなってしまいそうで、怖い(笑) 今でも充分そうなのに、ね。 かるかんは最初あまり好きではありませんでした。 味が「もっとはっきせい!」というようなところがあって。 なにしろ関東空っ風にふかれて育ったもので…。 でも最近は大人になったので、微妙な味が分かるようになりました。 2年前、友人は頼まれて台湾まで運んだんですよ。 烏龍茶の茶会のお菓子にと。餡入りの方ね。 餡なしの方を1本ド~ンといただくんです。ちょっと焙ってもおいしいです。
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sakuragi
at 2007-04-17 12:34
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えっ! 「かるかん」て餡入りもあるんですか?
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gongxifacai at 2007-04-17 17:53
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