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染めも終わって一息つきながら矢谷さんのお話をうかがいました。 これは葛の糸です。艶があってきれいですね。 葛の糸取りは苧麻よりもっと大変です。湿った藁で室(ムロ)を 作って発酵させます。そうして余分なものを取り除くと、 この輝く糸が取れるのですが、発酵の進み具合を見極めるのに経験が必要です。 天候にも左右されますし、葛を採取した時期によっても違います。 矢谷さんもなんども失敗して学んでいったそうです。 白く輝く糸ばかりを選りすぐって織ったのがこちらの作品です。 神々しい布でした。 これだけの糸を集めるのに2年くらいかかったそうです。 そしてこちらは葛と苧麻の糸。藍や赤麻・ドングリなどで染めたもの。 そういった糸で織られた「草の布」たち。 この頃は細い布を織って綴じ合わせるのに凝っていたそうです。 こちらは絨毯のように織った布。 「切り落とした糸はどうしたんですか」という質問に 「捨てられないからこんな風に使いました」と見せてくださったちいさな箱。 再生紙の箱です。 「個展のご予定は?」という質問もでました。そうそう私も知りたい。 ここ2年ほどほとんど制作はせずに、文章を書いたりほかの事をしていたので、 そろそろ、と思っています。なので個展は来年には、と思っているんですが…。 その時には連絡します、と。 は~い、楽しみに待ってま~す。 お昼はご用意していただきました。ちょっとピンボケですが野菜の天ぷら。 揚げたてのアツアツ。右の緑の葉ものはなんと苧麻の葉ですよ。食べられます。 そしてツルツルと喉越しのよい素麺。汁ももちろん自家製でした。 早く食べたい一心で、こちらもボケていますね。 ゴーヤと麩のチャンプルーとタップリの薬味。 デザートもありました。八重桜のシロップ煮の寒天寄せ。 とても暑い日だったのでミントとかぼすを入れた井戸水をたくさんいただきました。野草園からの収穫です。
by gongxifacai
| 2007-08-25 00:27
| ワークショップ
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Comments(7)
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hokui44do05 at 2007-08-27 08:35
すごい方ですねえ。
それにhuiziさんのレポートもスゴイ! 一冊の本を読んだかのようでした。 ありがとうございます。 〆でもお腹もいっぱいに!
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gongxifacai at 2007-08-27 13:06
コリンゴさん、この天ぷらも矢谷さんが揚げてくださったんですよ。
しかもアツアツが美味しいからって、食べてるそばから追加してくださって。 台所のコンロはそうめんを茹でるのに使っていたので、床の卓上コンロで。 とにかく心身ともに「贅肉のない」方です。 せめて「心」のほうだけでもあやかりたい(身はすでに諦めムードの私です)
矢谷さんって、ワークショップもなさるんですね。
矢谷さんファンの私としては、もう〜huiziさん、うらやまし過ぎ! 今回のレポート穴が空くほどじっくり見てしまいました。 いつかまた作品とご本人にお会いしたいものです。
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gongxifacai at 2007-08-28 12:13
mizoさんも矢谷ファンでしたか、羨ましがらせちゃいました?
6月に葉山方面でワークショップがあって、そのときのキャンセル待ちの人が優先だったので、ぎりぎりで申し込めました。 今回12人のうち7人くらいがキャンセル待ちの人だったんですよ! ワークショップは、ここ二年ほど作品を作らず文章を書いたりしていた、ということの一環だったのかもしれませんね。 個展が楽しみです。
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at 2007-09-07 14:14
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2007-09-07 14:15
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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gongxifacai at 2007-09-08 19:27
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