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今回の季語カフェのご案内には、ひとりひとりに違った季語が添えられていりました。 いつも感動する稲垣さんの美しい文字なのですが、 私の季語は少々気がかりなことばでした。 「木の芽」なら分かるのですが、最後に添えられた「和」って「あえ」ですよね。 「木の芽和え」って…。 だんだん本性を見透かされてきたような、用心用心(笑) さて、参加者全員が俳句を作るのは「小学校以来です」という集まりだったため もちろん句会なんて未経験です。 「では、まず作ってみてください。 できたらこの細長い紙に書いてこの籠に入れてください:投句 無記名でいいんですよ。最低でも一句は作ってください」 しばし沈黙の時が過ぎて、さらさらと書き始める方も…。 しかし、悲しいかな私にはなにも思い浮かびません。 仕方なく歳時記なんぞを開いてみると、当たり前ですが季語があふれています。 季語に添えられた名句をついつい鑑賞してしまいます。 いかん、いかんと思っても結果は同じ。 向かいの方は二句書き上げて、さらに短冊をもらいに行っています! 「さあ、そろそろ時間です」という声に促されてとにかく17文字書きました。 「では、これから清書をしていただきます」 B6くらいの紙にhuizi清書と書いて配られた俳句を書き写します。 こうして他の方の作った俳句を別な人が清書してだれの句かわからなくします。 その紙をみんなで回し読みして好きな句を選びます:選句 この時、自分の作った句の数+1を選びます。 私は1句しか作らなかったので2句選びました。 お向かいのゆうさんは4句も作ったので5句選んでいました。 そして新しい紙にhuizi選句と署名して書き写します。 一番気に入った句には◎をつけます。 それからひとりひとりその選んだ句を読み上げます。 自分の句が読み上げられたら、名乗りを挙げます。 この時はじめて作者がわかります。 最後に選ばれた数で点数をつけ(◎は2点)天・地・人を決めるのだとか。 驚いたことに私のへなちょこ句を気に入ってくださった方がいました!! くしゃみして まだ見ぬ これを「まだみぬ顔って、今日初めて会った人のことなんか思ってかなと」 深読みしてくださったようです。 俳句は座の文学です。 きょうご一緒して同じ時間を過した人どうしのご挨拶。 この場があって成り立つもの。 私が◎に選んだ 早朝にうぶ毛まぶしき蓬摘み(ゆみこ)も 「摘んだあとの蓬をどうするのか、この二人は同じことおもっているんでしょうね」と 稲垣さんに笑われてしまいました。 今回のお菓子は浮島という和風カステラでした。 十勝大納言という小豆と手亡という白いんげんをそれぞれこし餡にして 小麦粉と混ぜて蒸したもの。 このお菓子には銘があってその名も「春の野」でした。 (お菓子に添えられていた桜がさきました♪) お菓子も食べ終わったのに、会話が弾んでなかなかお開きになりません。 いつしか「話すこと」と「書くこと」についての話題になっていました。 その中でおもしろかったのが「醸す:かもす」ということ。 なにか感じてもすぐには言葉にしないで 心の中にしまって「醸してくるのを待つ」のだとか。 ある意味で対極にあるのが私のブログのようです。 「如是我聞:かくの如く我聞けり」の精神で書いています。 新鮮なうちに料理してしまわないと腐ってしまうと思っているので、 毎回さっさと片付けているわけです。 でも今回はなぜかうさちゃんに負けてしまった(笑)
by gongxifacai
| 2008-03-23 11:30
| ワークショップ
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Comments(8)
huiziさん、いつもながらのレポート、ありがとうございます!
さっそくリンクさせてくださいませ。。 huiziさんの記事を読まれた方々は、そこに行ったかのような気持ちにるのではないでしょうか。 「如是我聞:かくの如く我聞けり」 心におきます。。 和え。 とっても好きな言葉です。 木の芽だけでも素敵ですけれど、和えることでふくよかなハーモニーが生まれて。。。 染めも一種の和え、ではないかしら。。。 などと、口福好みのhuiziさん(笑)をかけて、選んだ季語でした。
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morifumi
at 2008-03-25 21:52
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エントリ、楽しみにしていました。
丁寧に綴られた言葉の中に私の一句まで(汗)ありがとうございます。 私も後日、自分の句を思い返しては練り直したりしていたので 杉の句の変化にもまた共感しています。 「おさなき春に」の最後に記されていた 「こんな場所があってよかったね」にも頷いてしまいました。 季語が溢れる様な場所、子供にとって一番の栄養かもしれません。 庭想い 滑るペン先 春の風 またお会い出来るのを楽しみにしています(^^)
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gongxifacai at 2008-03-25 23:37
hinataさん、よきお導きをありがとうございました。
ブログの写真なんかとっている場合じゃなかったんですよね。 写真を撮っていると、見ているようで見ていないこと多いみたいです。 次回はカメラを置いて、ブログも忘れてみます。 「和え」にはそんな深い意味があったんですね。 私はもうすぐに「タケノコの木の芽和え」を思い浮かべてしまって(笑) それが頭を離れません。 「俳句ってオチがないじゃないですか」という強烈パンチがおもしろかった。 いつものワークショップと違って、参加者どうしいろいろお話ができて 楽しかったです。 受け取ったものを私も「醸して」います。 hinataさんのエントリー、楽しみです。
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gongxifacai at 2008-03-25 23:46
morifumiさん、お久ぶりでした。
前回は工房からの風に、作家として参加なさっていたので、 印象が違いました! 今回の方が等身大のmorifumiさん、なんでしょうね。 連翹の句はとても気に入っていたので、載せてしまいました。 本当に初めての俳句なんですか? 今回のも好きです。 私の気持ちを代わりによんでいただいたような気がします。 はい、またお会いしましょう♪
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u
at 2008-03-27 14:18
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こんにちは。らふとのuです。
季語カフェレポートありがとうございます。 嬉しく読ませていただきました。 写真からは、huiziさんがどんな風に見ているかが伝わってきます。 杉の花とくしゃみで一句とは、ユーモアがあるなあと思いました。 書くことと話すことについての座談会(?)も、なかなか濃い時間でしたね。 それだけでひとつの「会」ができそうな。 よい具合に醸して(くさらせないように!)、 おいしくってよい香りのする文章が書けるようになりたいです。 また、新鮮なうちのお料理も見習いたいです。 (ふふ、今回の小屋ブログはその話を受けて、手さばきを意識しました!) 調理法も、コトコト煮るのもあるし、フレッシュなサラダや、 パパッと炒めるくらいで歯ごたえがシャキシャキしている方が おいしいこともあるのかなと思います。 いずれにしろ、ひと手間はかけていますね。 ちなみに、私が稲垣さんからうけとった春の季語は、囀(さえずる)、でした。 さえずるようにお話しできたなら… それでは、また。 これからも、布とお茶を巡る旅、楽しみにしています!
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aruyo
at 2008-03-27 17:14
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こんにちは。御菓子担当のaruyoです。
季語カフェレポートをありがとうございます。 記録映画を見ているように詳しく、huiziさんのご案内が楽しいですね。 「うきしま春の野」を気に入っていただけてうれしいです。 一年に一度の桜の季節、季語カフェの時はまだ蕾でしたので 咲き始めのふんわりした 大地と桜 をイメージして作りました。 そして、お庭の「蓬」、まだ幼い葉をいただいて・・ 一緒に添えた桜が咲いたのですね! お家でも楽しんでいただけてよかったです。
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gongxifacai at 2008-03-28 00:51
Uさん、レポートは記録のつもりで書いても
結局は自分の目線で書いているんですね。 同じ場にいても、見ているものはそれぞれで、感じることもまたしかり。 「蜜蜂の あゆみたどれば 庭くるり」 蜂のあとを追っているUさんの姿が浮かびます。 囀る(さえずる)という言葉、久しぶりに目にしました。 稲垣さんはやはり「ことば使い」ですね。 さえずるようなお話を楽しみにしています。 では、今週末に♪
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gongxifacai at 2008-03-28 01:00
aruyoさん、こんにちは。
目にも楽しくおいしいお菓子をありがとうございます。 らふとのイベントでの密かな楽しみになっています。 うきしまの食感はスポンジケーキとは違って、 独特のしっとり感がありますね。 焼いたものと蒸したものの違いでしょうか? 豆のちからでしょうか? 桜が咲きました♪ お気に入りの器とコースターで小さな春を楽しんでいます。 次のお菓子はなんだろう?
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