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7月のある日、9月の連休に京都と奈良に遊びに行こうと予定を立てて、 ホテルを探していました。 私がいつも泊まるようなシングルで1泊6~7,000円のホテルは、 最近とっても混んでいてなかなか予約が難しいんですよ。 ついでにギャラリー啓さんのHPをチェックしたら、 10月にオクソザックリ展をするとありました。 その時は「詳細は決まり次第お知らせします」と書かれていましたが、 即刻予定を変更して10月のホテルを予約しました。 自分でも思いますが、決断は速いです。 休みが取れるかの確認なんて後回し(笑) この展示は、私にとって今年最高の布の企画に間違いないと確信したからです。 今回もちょこっと顔を出したら、 ちょうど出来上がったというご案内をいただきました。 オクソザックリ展 啓さん、今回の展示にはひときわ力が入っているようす。 オクソザックリなんて、知っている人少ないから説明しなくちゃならないけど、とでも皆さんには説明しきれないと思うので、カタログを作ったというくらいですから。 そのカタログもいただいちゃいました♪ 「その代わり、ちゃんと宣伝しておいてね」というお言葉とともに(笑) オクソとは苧(ここでは苧麻ではなく大麻です)で糸を取る課程ででた屑を寄せ集めて木綿のように紡いだり、麻糸に巻きつけたりして緯糸(よこいと)として織った布で作った作業着のことです。 このカタログを作るため、今年の夏休みはどこへも出かけず 篭りきりだったそうです。 写真が美しい16Pのカタログです。少しだけ中身をご紹介します。 これはオクソの反物です。 等間隔に薄く透けているところはちゃんとした大麻の糸で、 なぜかそこに藁が一本だけ織り込んであるんだそうです。 オクソ(苧屑)ザックリ(仕事着)の二枚。 こういう完全な形のオクソザックリが一度に十数点見られる機会は とても貴重です。 お持ちの方は、30倍スコープご持参で行きましょうね♪ *カタログは会期中に販売の予定。価格は今のところ未定です。 【おまけ】 #
by gongxifacai
| 2008-09-21 21:11
| イベント
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18日の朝は10時前に京都に着きました。 9番の市バスに乗って向かった先は高麗美術館です。 バスは思ったより時間がかかって、10時45分を過ぎても まだまだ「加茂川中学前」にたどり着きません。 12時には市内に戻りたかったので、ちょっとイライラ。 そのとき、私の頭の中で「バスを降りなさい」という声が聞こえました。 ふらふらっと降りたところは「北大路堀川」 そうだ、今日こそは風土だ! 引き戸を開けると、そこは想像以上の空間でした。 草ビロードの上に金属の作品が置かれていたり、 壁にもクバ王国のラフィア布が、 しかも王族だけに許された市松模様じゃありませんか!! それが日本建築にぴたりとはまっています。 オーナーの浦田由美子さんは一昨年の工房からの風に出展された フェルト作家さんでもあります。 そのせいもあってか、武井春香さんの柿渋バッグや宮下香代さんのモビール ノラヤさんの木版画など見慣れた作品もありました。 ちょうど金属の永井小百合さんという方の展示会をしていました。 シンプルで独創的な花器にも惹かれたのですが、 わが家の空間を思い浮かべると……。 結局、大好きなブローチを選んでしまいました。 これはペンダントヘッドとしても使えます♪ かねへんさんのボタンも2つ、 バッグのアクセントに使いたいと思って選びました。 「金属、お好きなんですか?」って聞かれて、 「最近、女性で金属される方多いですよね。なんだかカッコよくて」と ボケた答え。 来月も京都に来るので、再訪したいと思います。 #
by gongxifacai
| 2008-09-20 21:30
| 旅のアルバム
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6月にソウルでナヌムのオーナーとお別れするときに、 9月に素夢子古茶家さんで展示会をするとお聞きしました。 そんなわけでオーナーにお会いすべく京都まで日帰りで行ってきました。 行ってみて初めて知りましたが、仁寺伝統文化保存会主催で、 ソウル市鐘路区と京都国際工芸センターそして 素夢子さんが後援の「第一回日・韓工芸文化交流展」という 思ったより規模の大きな展示会でした:汗 15日から関西方面へお出かけのテリーさんとも現地で待ち合わせ、 さらに日傘展にお花を贈ってくださった福jyumoniさんともお会いすることに。 お友だちも交えて、大いに盛り上がりました。 またお会いしましょうね♪ で、韓国のお約束「オープニング・セレモニー」です。 私たちは遠慮して、後のほうに固まっていましたので、 この写真よりもっと賑やかな会でした。 More #
by gongxifacai
| 2008-09-20 01:17
| 旅のアルバム
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(サイズは40cm×40cmくらい。8cmのマチあり) なんでこんなものにこんなに時間がかかったのかというと、 途中でころころ方針が変わってしまったためです。 はじめは単純に運針をして簡単な買い物バッグになるはずでした。 でも運針ではなく刺し子がしたくなってしまって、一枚では気分がでないんです。 で、絞りをしていたころに練習用に買った浴衣地のハギレを裏に当て 二枚あわせにして縫うことにしました。 この布と糸と針の組み合わせがしっくりこなくて、ちょっと刺すと一休み… そんなことがつづいていました。最後までリズムに乗れませんでした。 (表は三分の二・裏は四分の一くらい刺し子がしてあります) ミシンがないので、ぜんぶ手縫いしたのも遅くなった理由のひとつ。 持ち手も裏地もぜんぶ生成りで作ろうと思っていたのに、 刺し子をしているうちに気が変わってしまいました。 前に買ってあった紐が出てきて、どうしても「持ち手に使ってくれ」と訴えるんです(笑) そうしたら、練習に絞った布まで「裏地でいいから使って!」とでてきて…。 シンプルな生成りのバッグはまたチャレンジします。 でも次はこれの柿渋・墨染め・藍染めバージョンなんてどうかなぁと いう気持ちが芽生えてきて困っています。 +++++ +++++ +++++ こちらは手芸部・laylaさん作のバッグです。 一昨年、一緒に台湾に行った旅茶さんにプレゼントするんですって。 さすが、リメイクの達人、この刺繍の部分はベトナムのものらしい、です。 雲形の玉は私が台湾で買ったもの。こんな使い方もあったのね。 藍の布は日本の古布で、内側には明るい色を使っています。 「いいなぁ、いいなぁ」と百回くらい言ったら 「しょうがないなぁ、じゃぁもうひとつ作ってあげるから」ってことになって、 ただいま完成を待っています♪ #
by gongxifacai
| 2008-09-17 10:12
| 作ったもの
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講師のお一人、山村多栄子さんによる染めの見本糸です。 山村さんともう一人の講師・稲岡良彦さん。 まずは「貝紫」についての説明から。 貝紫とは、アクキガイ科アカニシ貝のパープル腺にある分泌物を取り出して得られる色のことで、使用できる貝は世界中に300種以上いるといわれています。その染色法は紀元前、地中海沿岸の海洋民族フェニキア人が発見したといわれ、その後ローマ帝国にもたらされると、その色の美しさと原料の貴重さから王侯貴族の権威の象徴とされました。 今回使用するのは巻貝のアカニシ貝(パープル腺を取った後の殻の写真です) 殻を金槌で割ります。 「ワタ」の部分を傷つけないように気をつけながら、ナイフで取り出します。 一個割って、取れたのはたったこれだけ。 ハンカチを20枚染めるために準備したパープル腺は貝にして15kg! この状態で染める準備ができました:紫が建ったわけです。 それを50~60度のお湯で溶き、アルカリ:苛性ソーダを入れます。 その後、還元剤:ハイドロを加えると、紫から茶色に変わります 水につけてからよく絞った綿ローンのハンカチを入れます。 驚くことに黄色に染まりました。 それを空中で酸化させると、徐々に色が変化していきます。 薄い紫の部分がでてきましたね。 刺繍で模様のある部分は、まだ充分に酸化していませんが、 そのほかの部分は発色しました。 時間が経って全体が紫になりました。 パープル腺は貝の体内にあるときは、紫ではありません。 それが空気に触れて酸化することによって、紫になるのです。 ですから、取り出したパープル腺が酸化して紫になってしまうと染まらない状態なので、 還元剤を入れて、体内にあるときと同じ状態に戻して染めるわけです。 その後、空中で酸化させると美しい紫になります。 パープル腺で直接布に模様を描いたり、染めたりもできましが、 その場合、乾くと紫ではなく青くなってしまうそうです。 それから臭いがきついので、直接染めはお勧めできないとのこと。 今回の建て染めでもかなりの異臭がしました。 柿渋などの発酵臭とは異なり、動物性の腐敗臭なのでつらいものがあります。 ワークショップということでしたが、実際は講師のお二人によるデモでした。 なので好奇心は大いに満たされましたが、ちょっと欲求不満。 でも記念にいただいたハンカチは、なんとPJCの布で作ったものでした♪ #
by gongxifacai
| 2008-09-15 18:44
| 染め いろいろ
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