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6月28日から始まった「タイの美しい布」展も残すところあと2週間。 最初に行ったのは7月4日。 そして今日、北京から夏休みで帰ってきた友人ともう一度見に行ってきました。 ![]() 191点もの展示品と聞いて、じつはちょっと躊躇していました。 タイトルが「美しい布」ですから、そのほとんどが布だとすると、 一度に見るのは多すぎるのではないか、と思ったからです。 以前、他の美術館でインドネシアのイカット(絣)展を見たときに、 そのあまりの多さに頭がクラクラして、最後は何を見ているのかよく分からなくなり 一刻も早く外に出たいと思ったことがありました。 インドネシアのイカットは島ごとに模様も色も特徴があって、 きちんと選別して、テーマごとに分類されたとてももよい 展示だったのですが。 ::::: そんな躊躇も、展示室に入って最初に眼にしたこちらの服で払拭されました。 ![]() 最新ファッションといわれても違和感のないこの服は、 2004年の展示の時にも見たラオスのタイ・ダム族のもの。 20世紀後半のものだそうですが、これなら頑張って痩せて着てみたいと思う一着でした。 今回の展示は布そのものと服や装飾品がバランスよく配置されていて 見飽きるということなく最後まで楽しめました。 パンフレットには「ほとんどが初公開」とありましたが、 前回見て、もう一度見たいなぁと密かに思っていたものがいくつか展示されていて 嬉しい再会を果たすことができました。 これもそんな一枚。20世紀前期の中国雲南省・チワン族の衣装。 例のピカピカ布で作られています。 ![]() 完売していたこちらのカタログも、2007年5月に姫路市立美術館での展示で再制作され、その時のものが販売されていました。 ![]() ::::: 【ちょっとお得情報】 モノレールの駅で2割引の「前売り券」を売っています。 最終日まで販売しているそうですからぜひご利用ください。 でもそのままモノレールに乗ってしまうと、割引分は運賃(190円)に消えます。 せっかくなので「パルコの送迎バス」のご利用をお勧めします(16番バス乗り場) 美術館へのモノレールの最寄り駅がパルコのすぐ近くですから。 千葉市美術館のHPはこちらです。 ![]() ギャラリー古布工房 アトリヱヤマガタ 港区虎ノ門3-21-5 愛宕グリーンヒルズプラ 地図はこちら 03-3431-8204 銀花の最新号に
「安藤宏子の世界 絞り染めの魅力を探る」 平日にお休みをとって北鎌倉まで行ってきました。 どうやら会場はここのよう。そのたたずまいに期待が高まります♪ ![]() 見たことのある布がど~~んとお出迎え。 ![]() しかし、先生の人気をあなどっていました。ギャラリートークはとっくに満席。 10時開館なのに、9時には人が並び始めて整理券をだしたのだとか!!! こんなことなら「裏から手を回す」ことを考えるべきでした。 この日、教室の仲間で一番親しかったMさんが会場でお手伝いしていたんです。 一枚取っておいていもらえばよかったと思ってももう後の祭り、でした。 ギャラリートークは土曜日にもありますので、お聞きになりたい方はお早めに! お話は聞き逃しましたが、作品や資料は堪能してきました。 ![]() 「工房のブログを更新しておいてね」とのご要望でしたので、久々に代理更新。 私の拙い写真ですが、雰囲気だけでもこちらでごらん下さい。 はっきり言って、ミキモトの展示よりずっと素晴らしいです。 建物との調和、作品のラインナップ、資料の豊富さとどれをとっても 工芸サロン梓・田中さんの目が隅々まで行き届き、すばらしい展示となっています。 ぜひ、ぜひ足をお運びください。 お客さまも本当に熱心で、いつの間にかしゃしゃり出て説明なんかしてしまいました。 ていねいに扱ってくだされば、資料用の布には触ってもOKです。 で、結局Mさんと「終わってからお茶でも」ということになり なんと閉館の5時まで居座り…4時間以上も居たんですねぇ。 4時過ぎにはお客さまもほぼお帰りになり、たくさんの作品に囲まれて 教室に通って絞りに打ち込んでいた頃のことを思い出して、しばし感慨に耽ることに。 一階奥の部屋は「世界の絞り」コーナーで、先日感動したアフリカの絞りもありました。 ラフィア糸で絞った、まだ糸を解いていない布も。 「半分くらいまでならみなさんに解いていただいて結構よ」ということでしたので、 さっそくワタクシが。一番楽しい工程です♪ もっと解きたかったんですけど、閉館時間で断念。 ![]() どんな模様が現れるのか、後ろ髪を引かれつつ帰ってきました。 おまけ 安藤宏子の世界絞り染めの魅力を探る 2008年8月30日(土)~9月9日(火) 無休 10時~17時(最終日は16時まで) 会 場 鎌倉古陶美術館 入場料 500円 会場の地図はこちらでご確認下さい。 ■ギャラリートーク 9月2日(火)午後1時から 9月6日(土)午後1時から 共に(先着50名) (整理券を配布予定) 後援 :鎌倉市教育委員会 主催 :安藤宏子の世界展実行委員会 (工藝サロン梓内) ![]() 7月5日からミキモトホールでご覧になれます。詳細はこちらで。 他に日本紫・日本茜・正藍染の着物、帯、タペストリーなどの作品、 復元した約100種の日本の絞り技法の布、 また、資料として江戸後期の珍しい秋田の木綿の婚礼衣裳などの 展示があるそうです。 久々に先生の作品を拝見できると思うと もう今からワクワクです。 8/30~9/9に鎌倉古陶美術館でも作品展があります。 詳細はこちらで。
今年の夏は初めて会社全体で一斉に夏休みをとりました。 土日を含めて10日間もあったので部屋を片付けよう!と決心しました。 で、開けてしまったんですよ、パンドラの箱を…。 封印していた箱から出てきたのは、かつて習っていた絞り染めの布たちの亡骸でした。 この技法は日の出絞りというもの。この2つ、模様は違いますが技法は一緒です。 丸い方で子供の浴衣なんか作るとかわいいです。 ![]() 同じ模様を折り縫い絞り(左)と突き出し鹿の子で。ピントが甘くて違いがよく分からん? ![]() 着物によく使われる重ね縫い絞り。片野元彦さんが研究して発展させたので「片野絞り」とも呼ばれています。 当て布にもたっぷり藍を吸わせるのでかなり贅沢な絞りです。 ![]() むらくも絞り2種(左上下)と嵐絞り。こちらは縫わない絞りの代表です。 ![]() で、こういう布の亡霊がたくさんあるので、活用してみたのが↑の布巾と↓のおばあちゃんバッグです。どうか成仏してください(合掌) ![]() 以上、たいした物ではないけれど、かろうじてご覧いただけるものをいくつかご紹介しました。 これ以外にお見せできない布の亡霊たちが山のようにがあります。はぁ~~、とため息。 *** *** *** *** *** *** *** これでは6年も教えてくださった先生に申し訳ないので、ちょっと力の入った絞りもご披露。 ![]() 立涌模様の折り縫い絞りはピーニャの生地に(左)唐松絞りは山繭の生地です。 仕立てていませんが帯地なので5~6mあります。やっぱり素材と色の力、ですね。 構想倒れに終わった↓片野絞り。発想は面白がられたんですけど、力尽きました…。 ![]() 涙の軌跡
絞り染めのお友だちから頼まれた布染めも最後の一枚となりました。 いろいろ考えた挙句、昔とった杵柄ということで、久しぶりに竜巻絞りをしてみました。 太目のロープを芯にして布を巻きつけ、糸で硬く巻き上げています。 「藍染めはいらない」と言われていましたが、でもやっぱりこれは藍だよなぁと 独断で染めてしまいました。 ![]() 絞りを開いたところはこんな風。もともと薄茶色の布でした。 ![]() ![]() で、藍の印象を薄めるために柿渋を上からかけてみましたが、もっと濃くすべきか考え中。 ![]() で、結局
時どき藍染めにうかがっている羽生のS氏こと鈴木さんの個展のお知らせです。 これも絞りに分類される染めです。私の思っていた技法とはちょっと違いました。 ![]() 鈴木さんの染めは板締めが主流ですが、いろいろなアイデアが湧くようで、 いつもどうやって染めているのか、不思議でたまりません。 秘密主義ではないので聞けばすぐ教えてくださるのですが、 聞いてもあまり理解できません。 でも面白くて美しいので、まぁそれでいいんですけど…ね。 詳細ははこちら↓です。 ![]() 羽生の工房の様子は2005年2月9日・7月9日・8月26日 2006年5月7日・7月2日・2007年5月5日で。
連休の中日、4日に羽生へ行ってきました。 半年ぶりかな。バラの花が咲き誇っていました。 ![]() そして、2匹のわんこさんは天寿を全うされていました。享年19歳だったそうです、合掌。 替わって幅を利かせていたのはにゃんこさんたち。 ![]() ![]() ![]() ![]() そして、工房の中もすっきり片付いて、ソファーが置かれて居心地がよくなっていました。 一番驚いたのはトイレ。水洗になっていいました。 なんでもよく染めにくる方のご好意だそうです。 「トイレを直さないと友人を染めに連れてこられない」というのがその理由だったそうです(笑) 今回は、絞り教室の作品展のための染めをするMさんと、お供の私とYさん。 私たちはお気楽に染めていましたが、Mさんは真剣そのもの。 この4つの藍甕に漬けたり出したり一日仕事でした。 ![]() お昼はMさんの手作りおにぎりと玉子焼きなど。おやつも用意していただきました。 いまこのオレンジピールのレシピをいただいて作っています。今度は上手にできるかな。 ![]() ![]() Yさんが「間仕切りにでもしようかな」と染めた布を干しています。最終的にはもっともっと濃い藍になりました。緑とのコントラストがきれいですねぇ。一年中で一番よい季節かな。 ![]() 私はあのへんてこりんな板締めをしました。 これは板に挟んでしまえば、後は藍甕に入れておいて、時々出しては空気酸化させるだけでよいので、読書に勤しみました。でも最初にちゃんとイメージがないとどうにもならにようです。 にゃんこさんは気に入ってくれたようですが、出来上がりはイマイチでした。 ![]() ![]() いや~しかし、この工房には染色関係で読みたいと思う本はほとんど揃っているんですよ。 S氏曰く「買っただけでほとんど読んでいない」そうですが、驚くような本があります。 世田谷図書館より揃っています。 上村六郎全集もありました。借りてくればよかった。
7月に入ってはじめてのお休み、久々に藍染めにいってきました。 ![]() 「板締めですねと知ったかぶりをしたら、いろいろ説明してくれたのだけどよく分からなかった」という言葉が添えられていたので、S氏にお聞きしたらたちどころに判明。 ←ヒミツは板締めに使うこの溝のある板でした。これは絣を織る時の経糸を染めるために考案されたものだそうです。本来は図案に従って糸で括って防染しますが、それでは手間がかかるので、この板に糸を挟んで染めるというもの。 その板を転用したものです。 上下の板は同じものでなければなりません。 その2枚の板の間に、布を寄せて乗せます。さらにその板を2枚の薄い平らな板で挟みます。クランプで強く締めて完成! 後は藍甕に沈めて、気に入った色になるまで染め重ねます。 でもただ藍甕に入れておくだけでいいので楽ちんな染めです。 こちらの板は細長いので、布をわざとはみ出すように挟むことにしました。この板は同じものが2枚見つからなかったので、半幅に切って2枚にしたもの。絣の模様によって溝を彫っているので、同じように見えても微妙に違うんです。 同じものを2枚見つけなくては! 5回ほど藍甕にいれました。素材は80番手の綿ローン。 布が薄いのでこれ位でよしとして、板を外して結果をみましょう。 縞の部分が溝のすき間から藍液がしみ込んで染まったところで、黄色味がかっているところは「藍のアク」です。これはよく洗ってすすぎ落とします。 さて広げるとどうなってるんでしょうか。 結果はこんなふうになりました。↓ はみ出した部分がアクセントになって、藍と白地のバランスなど全体的にはいい感じ。 ![]() でも肝心の「不思議模様」は出かたが少なくてがっかり。 ![]() 初めての染めだったので、布の重なりかたと模様の関係がよく掴めていませんでした。 模様をはっきり出したいときは、布を重ねてはいけないんですね。 最初に載せた写真のハンカチは鶴の形に折ってから挟んだと効きました。 折り重ねた部分が多いので全体的に白地が多いわけです。 私の好みから言えば、もう少し藍染めが多いほうがきれいだと思うんですけど、いかがでしょう?いただき物に注文つけてなんですが・・・・。 More
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