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真木テキスタイルのオープンハウスでヤエヤマヒルギ染めのワークショップが あると聞き、なにはともあれ馳せ参じました。 ![]() 染材のヤエヤマヒルギは西表島からやってきたマングローブの一種です。 西表島にはマングローブの研究をしている国際マングローブ生態系協会という NGOがあって、そこで研究のために採取したものを、 染めにも使えるということで分けていただいた貴重なもの。 一時期、このヤエヤマヒルギには薬効があるということで 本土からの需要で乱獲され、生態系に大きな影響がでたことがあって、 今では大切に保護されています。 数年前に沖縄に行った時に、西表島の手仕事センターに見学に行きました。 その時、沖縄の染材で染めてみたくなって、 どこかで入手できないかとお聞きしたところ 染めの材料は、役場に許可をもらって山に採りに行くか、 街路樹の剪定をしたときにもらうか、台風で樹が倒れたときに利用するかで、 買ったことはないのでたぶんどこにも売ってはいないでしょうということで、 探せば買えると思っていた自分の思慮の足りなさを思い知りました。 (とはいえ、帰りに那覇の壷屋通りで福木が売られているのを見つけました!) そして二年前の沖縄での素材展で、西表・紅露工房の石垣昭子さんが 沖縄の染材を用意してくださっているのに遭遇して、幸運にも何種類か入手して その中にヤエヤマヒルギもありましたが、まだ染めていません。 今回はその予習のために参加したというのも本音です。 前置きが長くなりましたが、今回染めたのは真木のこの布です。 ![]() そして千秋さんが抱えているのが染材のヤエヤマヒルギです。 ![]() その染液を他の容器に移して、また水を加えて同じように煮出すことを 4回繰りかえしたそうです。 ワークショップでは、そのうちの1回目と2回目の液を足したもので 染めることになりました。 60度くらいの染め液に15分くらい浸して、染め色を見ます。 千秋さんは基本的には染めるときは加熱しないそうです。 今回は風が吹く中、気温も低かったため保温の意味で弱火にかけていました。 一度染めて水洗いした状態の布です。 ![]() 媒染は灰汁(木灰)と石灰と鉄の3種類でした。 ![]() この時の記憶では、上のピンクがかった方が灰汁で、 下の茶色箕が強いほうが石灰でした。 それでピンク系は桜や枇杷でよく染めているので、 石灰を選んだのですが、漬けておく時間を長くしたら、 紫がかった色味がでてきてとても厚みのある色合いに変化しました。 で、この色をしっかりと残したいと思って、染めと媒染をもう一度づつ繰りかえしました。 染め液に入れると少し茶色みに戻るので、媒染で終わらせました。 染め上がりはこんな色です。深みのあるチョコレート色っていうのかなぁ。 ![]() こちらは参加者の質問に答えるためにみせてくださった枇杷染めのストールたち。 ![]() 酵素絞りについては「竹林日誌2009」の9月3日をご覧下さい。 ![]() のりかさん↑の焚き火の側で、おやつの焼き芋の準備をしていた一人の女性。 ちょっとエキゾチックな魅力に満ちた方が、 「前に、どこかでお会いしませんでしたか?」と。 なんと、3月に偶然見に行った個展の作家さんでした! その時のブログはこちらです。 学生時代からのお友だちが真木のスタッフにいて、 ときどきお手伝いをさせてもらっているのだそうです。 今年はインドにもお供をしたと聞いて、そういえば「いといと雑記帳」に 8月14日(金) 初インドという記述を読んだのに、この丸山佳代さんがあのときの個展の方だったとは まったく気付きませんでした。 私のブログで知ったという方が何人か、その時の個展を見に行かれたようで、 丸山さんはそこから逆に私のブログを知って、読んでくださっていたのだそうです。 こんな風に最適な場所で再会できて、ご縁はつながっていたようです。
by gongxifacai
| 2009-11-05 02:00
| 染め いろいろ
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