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9月12日の「庭仕事の楽しみ」は「豆汁と胡粉で白を描く」でした。 暑いの寒いのと小言ばかり言ってるうちに、あれあれ、もう2週間もたってしまいましたよ。 写真だけは当日速攻でブログにアップして、非公開のままにしておいたら、 どんどん埋もれていってしまいました。 久ぶりに見てみたら「なかなかいいじゃん」という気分になりましたので、 これはぜひ頑張って「公開」しなくては…。 ::::: ::::: 白の消息、という本を書いた人がいた。 time table 13:00- 豆汁づくり 14:00- 豆腐蒸し、胡粉と豆汁あわせ 14:30- 白描き、乾燥 15:00- おやつ 15:30- 布蒸し(時間によっては持ちかえって各自蒸す) 16:00- 白の話 ::::: ::::: まずはおやつ作りから。その名も「いきなり豆腐」でございます。 のりかさんが前の日から一晩水に浸して準備しいてくださった大豆です。 水を加えてミキサーでガガッとしてから漉します。本日の衣装は「白」ですね。 普通はこのまま鍋に移して、火にかけるのですが、 今回は染めに生呉(火を通していない呉汁)が必要なので、 生呉と生おからに分けてから「いきなり豆腐」を作ります。 そういうわけで。このガーゼをそっと持ち上げて…。 力いっぱい絞ります。今回は時間の関係で一度しか絞りませんが、 もったいないので、絞りかすに水を加えて、二番絞りも取るとよろしいです。 染めに使う分の生呉は別に取り置いてから、火にかけます。 途中で大量の泡がでますから取り除きます。 焦がさないように100度まで温度を上げ、それから75度まで下げます。 鍋底が焦げやすいので、底をこそげ取るような感じでかき混ぜてください。 そしてにがりを打ちます。100ccに対して12滴。 固まってきました。泡があるとこれが分からないので取り去るのです。 この後、ガーゼなどを敷いたザルで水切りをすると固まって豆腐になります。 なぜかここの場面の写真を撮り忘れました。 今回は丸い笊と四角い豆腐籠を使いました。 この間に白インゲンを甘く煮たものにおからを少量加えて火にかけます。 これは茶巾絞りにします。ちょっと栗のような食感、になるのだそうです。 おからの量は白いんげんの半分まで。それ以上だとぼそぼそになるということです。 こちらは丸い笊で絞った豆腐。チーズみたい。 じゃ~ん、本日のおやつです。 すだち水・豆腐に白いんげんの甘煮添え・白いんげんとおからの茶巾絞り。 次回はお皿つくりにご協力いたしますから、遠慮なくお声をかけてください。 ::::: ::::: さて、豆腐を固めている間に染めをしましょう。 ここの工程は残念なことに写真をとり忘れました。 胡粉は貝殻を焼いて粉にしたものですが、最近はチタンの粉で代用しているそうです。 左が胡粉で染めた布です。右がチタン。 本日のテーマは「白」なのでチタンを採用ということに。 胡粉もしくはチタンの粉を、生呉で溶きます。濃度はお好みで。 それを筆につけて布に塗ります。顔料なので生呉がバインダーの役割をしています。 乾かしている間に「おやつ」をいただきました。 時間の関係で「蒸し」は各自、自宅で。蒸し器で20分くらい蒸します。 大豆の蛋白がしっかりとかたまって、色が定着します。 私はやや大きめの布だったので蒸し器にはちょっと無理、 お天気が続いていたのでずっと天日干ししています。 じつは日傘展の時に、ベンガラと一緒にチタンも買ってあったのですが、 なんとなくそのままになっていました。 バインダーには亜麻油を使っていると、ある染色家の方にうかがったので それも準備してあるのですが、そろそろやってみようかな。 ::::: ::::: 今回も塚田さんの「白」に関する考察はまとめ切れませんでした。 「白」という漢字の成り立ち、「しろ」という言葉の起源から派生した考えまで、 私たちの身近なことを例にあげて「白・しろ」の意味をお話していただきました。 次回は「植物からの色」シリーズ最終回・黒です。たぶん墨染めらしいです。 考察はシリーズが完結してから、改めてじっくりまとめてみようと思います。
by gongxifacai
| 2010-09-24 01:20
| ワークショップ
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Comments(4)
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darari at 2010-09-27 10:08
染める副産物に食べられるものまでできちゃうなんて。
作り立てのお豆腐、おいしそうです♪
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gongxifacai at 2010-09-27 22:06
darariさん、このワークショップはかならずおやつが付くんです。
しかも内容がリンクしたものなの。←それが楽しみで♪ 豆腐作りは豆乳からならとっても簡単ですよ。 そちらでは無調整の豆乳って売ってませんか? 今度里帰りする時、にがりを買って買えれば 豆腐のデザートを手軽に楽しめると思います。 大豆から作るとおからがすご~~くたくさんできて、 手に余ります(経験者は語る)。
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mmiizzz at 2010-09-28 02:32
布を白に染める。。。ってびっくりしました。おもしろいです!
「白」はとても好きな色なので挑戦してみたいです。 胡粉は絵を描くときによく使っていて、 あのグレーっぽい白が大好きです。 写真を拝見すると厚手の布が多いように見えるのですが、 素材とか厚さに何か制約があるのでしょうか。
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gongxifacai at 2010-09-28 03:09
mmiizzさん、これは染めるっていうよりやはり描くとか
塗るってことでしょうね。 白で染めるのはバリと京都を拠点に活躍されている秦泉寺由子さんが、 竹で布を煮染めていらっしゃいます。 たぶんそっちの方がもっと驚かれることと思います。 今回はワークショップの主催者である石田さんが布を準備してくださったので、 全員同じ布なんですよ。 たぶん、後でコースターとか小さなマットとして使えるようにと 選ばれたのではないでしょうか。 あまり薄い布だと裏に沁みてしまうということもあるのかもしれません。 私はこれでバッグを作りたいと思っています。 胡粉のグレーがかった白、ほんとうに魅力的ですね。 ぜひお試しください
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