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天安門事件から23年。 当時、北京大学の学生で、民主化のリーダーだった王丹氏が初来日しました。 招聘したアムネスティの話では3度目にしてやっと実現。 今回も直前までビザが下りず、ヒヤヒヤしたとのことですから、 前回までは日本政府がビザを出さなかったようです。 1989年の7月2日に王丹が逮捕されたと聞いたときには、 まさか23年後に日本で彼に会えるとは夢にも思いませんでした。 ::::: 私は1989年の4月に中国語の専門学校に入学しました。 10数年勤めた会社を辞めて時間ができたので、 今まで中途半端にかじっていた中国語をちゃんと基礎から学ぼう と思った矢先に起きたのが天安門事件でした。 民主化に理解のあった胡耀邦が、失脚して2年後の89年4月に亡くなったのが ことの始まりでした。 胡耀邦の追悼のために多くの学生たちが集まってきたのです。 「彼はわれわれの話に耳を傾けてくれた」 「彼は賄賂も取らず、子弟を優遇することもない清廉潔白な人物だった」と フィルムの中で若者は称えていました。 89年は「五四運動70周年」の年でもあったので、これは大きな運動に 広がるだろうと私たちも期待をもってずっと見守っていました。 ::::: とても驚いたのはドキュメンタリーの中の王丹の言葉。 ハンストを始めて1日くらいで責任者が話し合いに出てくるだろうと 思ったのに、だれも出てこなくて6日も放って置かれた。 「共産党は父母で、自分たちは子供。 子供がご飯を食べないのを親が6日も無視するとは思わなかった」と いうのです。 この時点ではかれらの共産党に対する考えは、「頑固親父」でした。 その「家庭内の問題」を解決しようと思っていたのに、 相手はさっさと親権を放棄していたわけです。 ことが起こったときに、王丹は天安門広場にはいませんでした。 6月3日の昼間、各大学の学生たちとの打ち合わせのため広場を離れて 会議の場所である北京大学に戻っていたのです。 夜になって戻ってきた仲間たちから天安門一帯での惨状を聞いて 頭が麻痺して、思考がストップしてしまったと語っていました。 後になって亡くなった友人たちのために泣いたけれど、 その二日間は思考停止状態で、一滴の涙も出なかったそうです。 繰り返しになりますが、 「共産党は父母だと思っていたので、子供が要求をすれば 受け入れてくれなくても、せめて話くらいは聞いてくれると思っていた。 まさか銃で撃ってくるとは思いもよらなかった」 そんな危険を予測していたら、あんなことはしなかったと正直に 語っていました。 逮捕された王丹は6年の投獄生活を送り、このまま国内に留まるか、 外国に亡命するかと選択を迫られ、 年老いた母のことが心配でアメリカに亡命しました。 王丹の母は北京大学出身の歴史学者で、同じく逮捕されたと聞きます。 その後、遠距離を毎日息子の面会に来たけれど、そのときすでに70代で 王丹は母の健康がとても心配だったのです。 「あの時、中国に留まる選択をしたら、ノーベル平和賞は僕がもらったのに、ね」と冗談を言っていました。 「劉暁波が先に平和賞を貰っちゃって残念じゃないですか?」っていう アムネスティの司会者の発言は冗談半分にしても、 いかにもアムネスティっぽい考えだと思いましたよ。 まだ予告編しか見ていませんが、アウンサウンスーチーさんの映画の中で 彼女の身の安全を確保するために、イギリス人の夫が頑張って ノーベル平和賞の選考委員に根回しをするシーンがありましたが、 そういうふうに「利用」されていますよね、あの賞。 「天安門事件」とか「五四運動」については、ウキペディアで読んでください。 きちんと書かれていると思います。 (ただ中国の政治家に疎いと、読んでいても「?」な部分は 多々あると思います) もっと書きたいこともあるけれど、まとまりがつかないので今日はこのへんで。 「亡命」というドキュメンタリー、今回は短縮版を見たのですが、 ぜひ完全版を見たいので、近々DVDを買う予定。 どこか、大きなスクリーンでみたいよねぇ、 と会場でばったり会ったお友達とも意見が一致。探します!
by gongxifacai
| 2012-07-05 13:02
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