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DEE'S HALLで3年に一度の間隔で開かれる 海田曲巷 上田晶子 「茶かごと茶杓展」を見てきました。 毎回思うのですが、こういう特別な世界が自分と同じ時間帯の、 同じ日本に存在するんだなぁということ。 一つ一つの作品がどうとか、もうどうでもいいです。 茶碗を焼いて、茶杓を削って、茶かごを編んで、 紐で小さな小さな茶道具入れを組んで、 時には古い道具に蓋を誂えたり、手入れをしたり… そんな道具をあれこれ組み合わせて茶かごを組む。 その籠の中には高度な手仕事や審美眼や思想がつまっています。 私にはとうてい全部は理解できないし、 こういう籠を持つことは一生ないと思いますが、 そういう世界の一端に触れたい、接していたいという思いで 毎回楽しみとある種の畏れをもって見に行きます。 会場で上田さんが海田さんについて 「展覧会が終わるとほっとしちゃって、しばらくはぼ~っとしています。 で、1年くらいまえになるとそろそろって言い出すけど、 実際に準備を始めるのは1月ごろからで、必死になるのは3ヶ月くらい前から。 すごい集中力で作り始めるの。 結局は間に合わないものもでて、次回への持ち越しになります。 あんなに必死になるなら、もっと前から始めればいいのにね」って やさしく理解しながらも、面白そうに話してくださいました。 すでに籠を持っている方のために、または自分で組んでみたい方のために、 茶碗だけとか振り出しだけとか単品もたくさんありました。 DEE'S HALLスタッフ・チコちゃんのブログに「速報」があります。 写真がきれいです。 欲を言えば、茶かごの中身が展示されているセットも載せて欲しかったです。 「続報」よろしく、チコちゃん。 DEE'S HALLで上田晶子さんの教室があるのを知ったのはずいぶん前のこと。 タイトルが「小さな縫い物」ということなので、 通ってみようかなと思い、友だちにそのことを話すと 「お仕覆って、とても緻密なつくりで、 もうきっちり仕立てないといけない世界なのよ」って止められました。 なにしろそのお友だちは私の 「ざっくりとゆるい」ものづくりを知っているので:笑
by gongxifacai
| 2013-06-14 10:21
| 来た・見た・買った
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Comments(3)
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chi-colla at 2013-06-15 00:12
はああ いい記事だ−。
これは すごーくうれしい。 当たり前だけど スタッフの私でも書けない布茶さんの心の文! 海田さんと上田さん ほんとにすごい好奇心と努力と集中力のある人だなあと思う。ご本人は ゆったりとしているんだけど。 写真はいろいろ撮ったんですが 気に入る写真が少なくああなりました。 すみませぬ。なので是非実物をみてほしいですねー。
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gongxifacai at 2013-06-15 21:21
チコちゃん、ほめ過ぎ。
確かに、どんな写真もかないませんね。 お時間ありましたらぜひ、見に来てくださいと 声を大にして言います! じつはこの後、チコちゃんのこと書いたの。 なんだかアップし辛くなっちゃったなぁ。
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chi-colla at 2013-06-17 08:08
へへへ それはこまったなあ。
是非自由に!勝手に!心のままに!笑
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