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「インド北東部の特異な服装 」という不思議なタイトルに惹かれて、 岩立フォークテキスタイルミュージーアムへ。 久々に「手芸ごころ」を掻き立てられる展示でした。 ナガランド州、アルナーチャル プラデーシュ州(以下アルナーチャル)はインドの最北東に寄り集まっている7州(俗にセブンシスターズと呼ばれる)の中で、東部をミャンマーに接し、西がアッサム州に繋がる丘陵地帯のナガランド州、北部が中国と接しているのがアルナーチャル プラデーシュ州です。それぞれ人種はモンゴロイド系で、文化もインド人とは全く異なる暮らしや宗教を持つ人々です。 地図でみるとこんなところ (2と19です) そもそも「特異な服装」ってなに??? それはこの地がインドとは違う文化を持つモンゴロイド系の人達の住むところで、 ナガランドのナガは山地に住む人々を意味し、その昔インド洋を渡ってミャンマーに着き、更に北上して現在の海抜2000mを越す高地に辿り着いたと云われています。丘陵地帯で自給自足に近い暮らしをする人々は、織物や装身具、見事な住居作りに卓越していました 一番惹かれたのがこの布です。 黒い布ですが、赤い四角を中心にして整然とならんだ子安貝の円が見事。 私の「土着」というイメージからかけ離れた洗練されたデザイン。 黒地に子安貝を使って円文を描いた大胆なナガ族の肩掛けは首狩りをした者のみが纏える肩掛けで織も緻密です (以下3点の写真は岩立フォークテキスタイルミュージアムのHPから拝借しました) こちらの上着も、首狩り体験者のみが着用を許されるもの。 同じデザインのV字の入れ墨のを施した勇者の写真もありました。 ナガランド州の首飾り:金属と石(?)の組み合わせが斬新。 この仰天デザインの帽子は、アルナーチャル マゴーモンパ族のもの。 八方に広がる尻尾のような部分は、ここを伝わって雨が落ちて、 顔が濡れないようにと考えられたもの。 ほかにもたくさん装身具がありました。水晶の耳飾が存在感ありました。 もうめちゃくちゃセンスのいい方々! でも単に洗練されていると言っちゃうと違うんだなぁ。 装身具にはひとつひとつ意味があるからなんでしょうかね。 ***** ***** もう家に帰っても「子安貝」が頭から離れません。 どこかにまとめてあったはずと思って探したら、あっさり発見♪ ネパールで買った銀もどきのケースに入ってました。 でもこれだけじゃ足りないなぁ、暖かくなったらビーチコーミングへ! 「更紗」の影響で、岩立さんで買ってしまった今年の手帖。 これで「手芸」とはおこがましいですけど、ちょっとカスタマイズ♪ さすがにここに子安貝は合わないので、サンゴとトルコ石と銀(のつもり:笑) ついでに見つけたこちらのものたち。 楕円の更紗のケースから出てきたのは、むかし中国の骨董屋で買った真鍮のボタン。 陶器の破片のケースに入っていたのはメノウのボタン。 これを見つけた時には大喜びしたのに、ときどき眺めているだけ。 けろちゃんのフリマでなぜかホガちゃんからもらった赤い首飾り。 真鍮と合わせるとちょっとナガランドテイスト:笑 こんなことをして遊んでいるとあっという間に時間がたってしまいます。 実は「インド大地の布」をまだ買っていないので、もう一度見に行って買って来よう。 中には布だけではなく手芸のアイデアがたくさんありました。
by gongxifacai
| 2015-02-04 08:48
| 来た・見た・買った
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Comments(6)
岩立さんの展示、僕も伺いたいと思います。
台湾の先住民、タイヤル族の衣装にも貝を用いた首狩りの勇者の肩掛けがありますし、ルーツは近いのかなと思いました。
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gongxifacai at 2015-02-05 00:33
「インド洋を渡ってミャンマーに着いた」とありますから、
もとをたどると一緒なのかもしれませんね。 三谷さんにとっては創造力を刺激されるものがたくさんあるでしょうね。 子安貝は浜辺に落ちているときは、当たり前すぎてとくに惹かれないんですが、こういう衣装に用いられたものを見るといいなぁと思ってしまいます。 私ももう一度行こうと思っています。
確かに子安貝は布になると、突如輝き始める気がしますね。確か台湾の貝ビーズは大陸からの交易品だったかと思います。
先ほど民藝の602号を読んでいたら、吉本忍先生の台湾原住民の織機についての記述の最後に、ナガランドの諸民族にも同様の織物文化が見られ、生活芸術や造形芸術においてもかなりの類似性があることが書かれていました。 興味深いので、台湾の友人にも尋ねて、少し調べてみます。良いきっかけをありがとうございました。
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りぼん
at 2015-02-05 11:17
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gongxifacai at 2015-02-06 01:12
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gongxifacai at 2015-02-06 01:13
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