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ご近所のお宅の「定家かずら」が咲いていたので、 写真を撮らせていただいた。 私がこの花を強く意識するようになったのは、ここ2~3年のこと。 富本憲吉のこの模様が、「定家かずら」を基にしていると知ってからだ。 正しくは「四弁花(しべんか)模様」と言うのだそうだが、 大きさや形を変えて繰り返し使われたこの模様と 「羊歯模様」の色絵磁器の作品はあまりにも有名。 「香りの高い小さな白花で、幼年時代に花の中央に糸を通して吹くと、 ねじれた花弁が風車のように廻った思い出のある花である」 (富本憲吉陶器集」より引用) でも定家かずら、実は「五弁」なんですよね。 「五弁では連続させるのに困るので四弁とし、捩れを現すに 先端を中心に向かって折り曲げたりして・・・・」(同) 富本憲吉は祖師谷に住んでいたころに、 庭の定家かずらをスケッチして図案化したのだが、 その花は故郷の奈良県生駒郡安堵町の生家から苗を運んだもの。 今は「記念館」になっているその生家の庭には、 祖師谷から里帰りした定家かずらが毎年花を咲かせているという。 まだ焼き物に特別の興味を持っていなかった20代の頃、 年に5~6回は奈良を「放浪」していた時期があった。 ある時安堵村(当時)の「富本憲吉記念館」を見学したことがあったが、 見学するまで「富本憲吉」がどのような人物かさえ知らなかった。 その建物のたたずまいに惹かれて見学したのだけれど、 なんの予備知識もないまま見た作品のすばらしさは 今でもはっきり覚えている。 「白磁の富本」とも「模様の富本」とも呼ばれた多彩な作家の、 その背景を知ることができる場所。 そこに「定家かずら」が咲いていたか記憶はさだかではない。 今年の2月に「東京国立近代美術館工芸館」で 「人間国宝の日常のうつわ ― もう一つの富本憲吉」という展示を見た。 しかし、当時はまだ「一億総中流」という時代ではなかったので、 やはりこれらの器の頒布会に参加できたのは、 一部の富裕層なんだろうなぁ。
by gongxifacai
| 2005-10-09 02:33
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Comments(2)
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hokui44do05 at 2005-10-09 21:06
まあなんとタイムリーなこと。
20日に奈良に宿泊予定。 法隆寺に行ってきます。 もちろん富本憲吉記念館に行くのが目的。 定家かずら咲いているかどうか見てきますね。 21日は弘法さんに行って、22日は時代祭り。 楽しみな旅になりそう。
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gongxifacai at 2005-10-10 00:51
富本記念館の庭の楠の大木に絡み付いているそうです。
お泊りは「奈良倶楽部」ですか? 弘法さん、いいですねぇ。うらやましい。 「長竹」にぜひ寄ってきてくださいね。 私は30日に1day京都・第二弾です。
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