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東京農大の「食と農」の博物館に軍鶏の写真を撮りに行ったManbowが、 人類の原器 ヒョウタン1万年の世界 湯浅浩史コレクション という展示の案内パンフを持ち帰ってきました。 残念ながら2005年10月~2006年4月の展示でした。 そのパンフの表紙が↓の写真です。もちろんぜ~んぶヒョウタンです。 【以下、パンフレットの要約です。要約の責任はワタクシにあります】 ヒョウタンはウリ科の1年草で、くびれのない壷形や首の長いヒシャク形もあります。 丸やへちま形はユウガオと呼ばれ、それを乾かしたものがカンピョウです。 ヒョウタンは世界各地で有史以前の遺跡から、土器に先行して出土しています。 世界では紀元前1万年以上前とみられるペルーのアヤクチョ遺跡から、 日本では縄文時代早期9600年前の滋賀県の粟津湖底遺跡から出土したものが 一番古いとされています。 ヒョウタンは夏の夕方に白い花を咲かせ、雌雄異花で、果実は初め毛があります。 成熟すると毛が取れ果皮が硬くなります。開花してから50~60日経って果肉が 硬くなったら採取し、果柄の付け根を切り落として、1~2週間水につけて内部を 腐らせます。 その後、種子や果肉を取り出してよく乾燥すると容器としてのヒョウタンになります。 容器としてのヒョウタンは、軽量で持ち運びが楽なため水の確保の面で人類に 大きな恩恵をもたらし、その行動範囲を広げ、他の大陸への移住などが起こった と考えられています。 ヒョウタンの果実はそのいろいろな形と加工が自由であるということから、 食器・花器・喫煙具・帽子・仮面・装身具・農具・漁具など多岐にわたって 使用されています。 マラカス・マリンバ・シタール・コラ・笙などの民族楽器としても各地で使われています。 そういえば、ランプシェードとして作品を発表している方もいますよね。 そんなにヒョウタンが好きなのかって? いや~、それほど興味があったわけではないのですが、1年半ほど前にお茶友から 「ヒョウタンを染めて」と頼まれていたんです。 安請け合いをして後悔しました。 柿渋で染めれば簡単と思っていたのですが、失敗でした。 つるつると滑って流れてしまって染まりません。それを何度も何度も繰り返して やっと染まったと思ったら、パリパリに乾いた柿渋がひび割れてはがれてしまいました。 も~イヤ!と思って、そのまま一年ほど放り出してしまいました。 で、最近思いなおしてやっと仕上げました。一応喜んでもらってほっとしました。 まだらになった柿渋を サンドペーパーで落としてからベンガラを塗り、余分なベンガラを 布で落としてから、蜜蝋を塗りました。 「なんだかもう古いものみたいね」とお気に入りの様子。 こちらは天然土顔料の黒茶を柿渋と呉汁で溶いて塗りました。奥の方にだけ蜜蝋を塗りました。私はマットなこちらがお気に入りなんですが…。 実はこれはまぁ、練習台です。一番大きなヒョウタンが残っています。 リクエストはベンガラのほうなので、いま柿渋の下塗りから始めています。
by gongxifacai
| 2008-01-30 14:24
| 染め いろいろ
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Comments(14)
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saheizi-inokori at 2008-01-30 23:38
やはりあれは農大だった。
それはともかく瓢箪、いいですね。染まっちゃうんだ。 いいとこあるなあ、ヒョウタン坊主!
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saheizi-inokori at 2008-01-30 23:40
といえるのか?そまらなかったのか?まあ、どっちにしてもおおきに変わったんだ、それがえらい!
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sakuragi
at 2008-01-31 08:30
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ますます広がる染めの世界ですね。
でも、ひょうたんが染まるなんて思いませんでした。私にはどちらも甲乙つけ難いです。
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エゾノコリンゴ
at 2008-01-31 09:02
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karumian at 2008-01-31 09:13
はるか昔、父がひょうたんを育てて、小さいひょうたんに、
油絵の具で薄いブルーグリーンに塗っていたのを思い出しました。 たぶん、実家にまだあるかもしれません。 ひょうたんの穴きれいにあいていますが、 どうやってあけたのですか?
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gongxifacai at 2008-01-31 13:07
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gongxifacai at 2008-01-31 13:08
sakuragi さん、私もヒョウタンを染めるとは思いませんでしたよ。
黒もなかなか、でしょう。
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gongxifacai at 2008-01-31 13:11
コリンゴさん、もう北の大地ですね。
東京も寒かったでしょう。 そうです、あの時受け渡したヒョウタンです。 おかげでデザートがサービスだったんですよ! ヒョウタンはアフリカ原産なので、北では無理なのね。 これで作ったランプもすてきよ~。
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gongxifacai at 2008-01-31 13:15
karumianさん、依頼主の希望が天然染料で、ということで
絵の具は却下されました。 漆がご希望だったようですが、それは私の手には負えないので 顔料と蜜蝋という線に落ち着きました。 穴は私があけたのではないのでどうしたのかはわかりません。 でも加工しやすそうなのでたぶん簡単だと思いますよ。 もっと芸術的な穴のヒョウタンもあります。
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at 2008-02-01 15:58
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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nori
at 2008-02-02 21:21
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湯浅浩史コレクションもすごいけど、ひょうたん染めもすばらしいです。わたしも染めたいな。じつはこのごろひょうたんづいています。
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gongxifacai at 2008-02-03 00:25
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まつかぜ
at 2008-02-05 22:41
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こんばんわ
この所、PCがなかなかいうことを聞いてくれなくて… 久しぶりにお邪魔しましたら、ひょうたん、切手、着物バザー! 最近の私の特別気になるモノたち。。。どうして~と 一人興奮している次第です。 パンフレット、すばらしいです。農大にいけば入手できるのでしょうか? 興味津々。
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gongxifacai at 2008-02-07 00:10
まつかぜさん、パンフはA3サイズを二つ折りにして両面印刷したもの。
つまりA4の4ページほどのペラっとしたものですが、 とっても興味深いものです。 他にもいろいろありますよ、お味噌もあります。 はい、農大の「食と農」の博物館で入手できます。 といっても私もまだ行ったことがありませんが…。 着物バザーはちょっと危ないですよね(笑)
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